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◆うつの治療は早期治療が何より大切です
(1)薬物療法
抗うつ薬は、脳内環境を整えます。ドラッグ(大麻や覚醒剤など)と混同している方がいますが、ドラッグは神経細胞を破壊して気分をアップさせるのに対して、抗うつ薬は逆に神経細胞を保護して再生することでメンタルを整えます。

うつ病は、過労やパワハラ、失恋や死別など、辛く悲しい出来事がきっかけで発症します。〝メンタルの強さ・弱さ“の問題ではありません。病的な気持ちの落ち込みの直接的原因は、バランスを崩してしまった脳内環境にあります。脳内環境を元の状態に戻すために使用されるのが抗うつ薬です。

「心」という実態のないものに働きかけるミステリアスな薬ではなく、脳内環境を整えるために脳内の神経伝達系に働きかける薬だということを正しく知れば、抗うつ薬の必要性が理解できると思います。抗うつ薬や精神安定剤、睡眠薬は危険な薬ではありません。むしろ、漢方薬や内科薬の中に身体的に有害な影響を及ぼすものも多くあり、安全性という意味では精神薬はリスクが低いとさえ言えます。

当クリニックは、豊富な経験を持った精神科専門医が、効果と副作用について十分に説明を行った上で、最新の抗うつ薬を処方致します。薬物療法は医師による技量の差がとても大きいため、確かな経験と専門性を持ったクリニックの選択が重要です。

(2)カウンセリング
抗うつ薬の処方と併せて、カウンセリングを行うことで、その治療効果は飛躍的に高まります。当クリニックでは多数の公認心理士がカウンセリングを行っています。

(3)診断書発行
ストレス状況からの回避は、一時的にせよ、うつ状態の改善に非常に有効です。時には休養のみでうつ状態が改善することもあります。『休職したら周囲に迷惑をかける』『休職しても根本的な解決にはならない』と休職することを躊躇う方が多くいらっしゃいますが、自己判断は早計で危険です。うつ状態のまま就労を続けることで、かえって周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。

傷病手当は、労働者が病気やケガにより働けなくなった際に、その期間に対して支給される手当の一つです。この手当は、労働者が健康な状態で働くことが難しいときに、所得の喪失を一部カバーするために設けられています。
傷病手当は、労働者の生計を守り、リハビリテーションや治療を受けるための経済的なサポートを提供することを目的としています。うつ病などの精神疾患も傷病手当の対象になります。

傷病手当に関する詳細はこちらのページをご覧ください。

大人の発達障害、学生さんの発達障害
コンサータ登録医、ADHD学会所属の専門医が診察と受付を行います。精神刺激薬としてメチルフェニデートやアンフェタミン、非精神刺激薬としてアトモキセチンがあります。いずれも、ドパミン、ノルアドレナリンの再取り込みを抑制することで働きを活性化する薬です。精神刺激薬は数回程度の使用で効果を実感しやすい一方、乱用や依存のリスクがあるため、医師の取り扱いに制限があるなどの流通管理がなされている薬です。登録医による適切な治療をお受けください。

新規に心療内科を受診希望の方、当クリニックでは新患随時受け付けております。お待ちいただくことなく、すぐに受診できますので、お電話いただくか、webでの24時間予約をご利用ください。